出来ること
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方向けのコミュニケーションツール。眼球の動きだけで、会話を行います。
ゆめばんとは、声と四肢の機能を消失した方々のためのコミュニケーションツールです。
従来、ALS患者や筋ジストロフィー患者などの重度障害者が、介護者などとコミュニケーションを行なうツールとして透明文字盤が用いられてきました。しかし、従来の透明文字盤では「重い」「持ち運びが不便」などの問題がありました。「ゆめばん」ではこれらを解消し、介護者の方々に快適に使って戴ける透明文字盤を目指しています。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方向けのコミュニケーションツール。眼球の動きだけで、会話を行います。
筋萎縮性側索硬化症(ASL)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、高位脊髄損傷など、声と四肢の運動機能を消失した方が対象としております。
ゆめばんを挟んで、患者の目線と利用者の目線が合うところで、五十音やイラストで意思の疎通を図ります。
「ゆめばん」は、「介工ハッカソン」という、介護・福祉にかかわる人と、エンジニアや学生など異分野の方々が仲間になって、介護の現場で必要とされるモノを作るイベントで生まれました。
発声でのコミュニケーションが難しい旦那さんから、
『もっと、もっと、たくさんの想いを受け取りたい』
そんな、イベント参加者の方の夢をカタチにした、軽くて・丸めて持ち運べる透明文字盤、それが「ゆめばん」です。
「介工ハッカソン」とは愛知県豊橋市で行われているイベントであり、介護・看護における身近な問題をものづくりで解決していくことを目的としたイベントです。介護現場の方々、ものづくりが得意な方々を一同に会し、介護現場における問題の共有を行うとともに、ものづくりによるその問題の解決をお互いの知恵を出し合いながら、介護現場で有益な「もの」をつくりあげて行きます。
ゆめばんはALS患者のためのコミュニケーションボードです。ゆめばんには、既存の文字盤と違う、いくつかの特徴があります。
長時間の会話でも負担が少ないように、軽くて柔らかい素材を使用し、取手をつけました。
また、持ち運びの時は丸めて、カバンにしまうことも出来ます。持ち運びや利用の負荷が最小限
レーザー加工機を使って型を作っていきますので、お気に入りの文字サイズや配列が簡単にできます。ご希望をいただければ、お好みの使いやすさに調整いたします。
オーダーメイドの制作が可能
柔らかい素材を利用しているので、文字盤をたるませることが出来ます。 そのおかげで、相手の視線を見つけやすく、フリック式の配列との相性バツグンです。
相手の視線を簡単にキャッチ
「スマホ世代はフリック式だ」訪問リハビリの提案で即導入しました。
夫の視線の動きも短くすみ、読み取りやすいので助かっています。
そんなところから、文字盤って、改良できるはずと思い、利用者の意見を出して行きました。
自分達の好みの文字の太さや大きさ、間隔。
文字が消えていかない印刷。
割れなくて、軽くて、コンパクトで、バックにポンって入れて外出したい。
そんな夢がカタチになりました。
軽くてとり扱いが楽なのを実感します。